K藤さんの 1940 ZEPHYR 3W COUPE
カスタムや仕上げの作業を進めており
リアガラスのサッシ周りの修理中

フロントガラスのモールの修正を終えて
リアガラスのモールに進みますが
フロントガラスはチョップトップしたので

サッシやモールの加工の際に
形を合わせきれず、建付けが
悪くなる可能性はあると思いますが

リアガラスは純正の形をそのまま生かし
アメリカでもフィットでも、取り付け角度だけ
寝かせるように変更しただけなので


ボディ側もモール側も、形が変わるような
作業はこれまでなかったので
モールはぴったり合うかと思いきや

ボディに取り付けると、フロント同様に
隙間がバラバラで建付けが悪いので
新車当時に製造された物の精度が低く

建て付けがピッタリではないようです
85年前の装飾モールは、走行や強度に
影響しないので、そんなレベルの品質で

ヨシとされていたのかもしれませんが
今回、バリバリのショーカーとして
仕上げていくなら、それではNGとなり

ボディ側のサッシの形状を書き写した
型紙を作って、それにモールをあてがって
どこがおかしいのか、調べていくと

直すべき部分が見えてくるので
固いモールはバーナーで炙って
柔らかくしながら曲げていき

サッシの形状、建付けがぴったりに
なるように曲げて行ったら
フロントガラスのモール同様に


これまでよりも外周が大きくなったので
モールの長さが足りなくなってしまい
突き合わせ部分の隙間が広がりまして

1センチくらい、長さが足りなくなりまして
現車と同じ寸法の型紙を使って
作業台の上で加工したのち

実際に現車に取り付けて
念の為、確認しましたが
やっぱり、長さが足りなくなり


リアガラスのモールも、フロントガラスの
モールと同様に延長が必要に。。。。。
モールは堅いけど薄いステンレス製で　

複雑な断面に折り曲げて、強度を
出している構造なので
延長部分の製作も溶接も困難なので

モールと同じ断面に曲げる治具と
鈑金用の治具も製作して
延長する加工を進めていきます