K藤さんの 1940 ZEPHYR 3W COUPE
カスタムや仕上げの作業を進めており
ギアボックスのカスタムを進めまして

ゼファーはフロントのフレームを
MUSTANGⅡクリップ化しており
ギアボックスはラック&ピ二オン式

アメリカでMUSTANGⅡ化とラック化して
取り付けしてあったギアボックスは
普通に使えていましたが

見た目が汚れて汚なかったり、ゴム製の
ジャバラブーツが破れていたりで
ショーカーに使うにはみすぼらしいので

新品のギアボックスを用意しましたが
これまでシャシーのカスタムを進めて
アーム類をはじめ、様々なパーツを

市販されている既製品のまま使わず
デザインをおこしてカスタムを施したり
部品ごと、新しく作り替えており

ギアボックスにも手を入れていくようで
新品で用意してあったギアボックスは
分解したいけど、うまくいかない。。。。。

無理にやると壊れそうだから、
どういう構造になってるか
資料を探してくれとの事で、、、

いやいや、せっかく新品を買ってきたのに
壊すのはやめてほしいんですが、、、
どうしても、やりたいカスタムがあるようで

全ての中身のパーツを摘出したら
真ん中の筒も引っこ抜いて
ギアボックスを完全に分解。。。。

真ん中の筒の圧入部分の径にあわせ
ステンレスの無垢棒を旋盤で加工し
両端から真ん中に向けて太くなる

難しいテーパー状になるよう削って
両端は圧入する部分を製作
筒の中は、パーツが収まる空間を作り

機械加工で出来るアウトラインを作ったら
両端にステンレス材を接合していき
リブのような造形を作っていきまして

元々はあるみの鋳物製の筒だった部分を
ステンレス製のデザイン性の高い
形状で作り直したら、ポリッシュして

ピカピカに仕上げていきまして
磨きを終えたら、両端をハウジングに
圧入して、ギアボックスの中身も

組み戻して、ギアボックスとして復元
その後、ポリッシュした部分を
マスキングして、ハウジングを


フレームと同じ色で塗装してもらい
ポリッシュと艶消しのコントラストの
カスタムギアボックスが完成

500や605のギアボックスをクロームして
仕上げているクルマはよく見ますが
ラック&ピ二オンのギアボックスを

分解して、筒を作り直しているカスタムは
世界を見回しても見たことがなく
新しい発想、チャレンジ、面白いですね
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