K藤さんの 1940 ZEPHYR 3W COUPE
カスタムや仕上げの作業を進めており
リアの４リンクのアームのカスタムへ

サイドブレーキケーブルを固定する
ブラケットを一体化し
ロッドエンド部分にステンレスで作った

パーツを接合したら、チューブラーアームが
片側のロッドエンドは長さの調整用で
別体のねじ込み式になっているので

そちらもカスタムを進めていきます
チューブラーアームのエンド部分を
旋盤で削って、一段細く加工したら

本来、ロッドエンドが回ってしまわないように
位置をナットで固定する構造ですが
普通のナットではなく、首下が付いた

造形のロックナットをデザインしていき
そちらもステンレス棒から削り出して
ワンオフロックナットを製作したら


続いて、ねじ込み式のロッドエンドに
ステンレスをテーパー状に削り出した
コーン型のパーツを製作したのち

フライス盤で形を仕上げていき
ロッドエンドのブッシュが入る
筒の部分の中には

溶接の熱で歪まないように、
治具となる内径とぴったりの
鋼材を削り出して組み込んだら

鉄のロッドエンドにステンレスの
ロッドエンドカバーを接合し
先に作ったカスタムロックナットと


組み合わせると、ご覧のような感じの
カスタム4リンクアームが完成
続いて、フロントのアッパーアームにも

ステンレス製のパーツを接合していくので
サンドブラストでパウダーコートを剥がして
溶接の熱でアームが歪まないよう

治具を作って、固定したのちに
ブッシュが入るロッドエンド部分と
そこに繋がるアームの形状に

馴染む形状になるように型紙をとって
ステンレスの板を切り出したら
板どうしの頂点を溶接して接合していき

角錐のパーツを作ったら、異母材を
しっかりと接合する技術で一体化させて
フロントのアッパーアームのカスタムも完了です