1940 LINCOLN ZEPHYR

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1940 LINCOLN ZEPHYR

 K藤さんの 1940 ZEPHYR 3W COUPE
三角窓とサイドガラスを製作中
チョップトップしたドアに合わせ、
いおいうIMG_9506 (39)
サイドガラスのインテリアトリムの
チョップ加工をしたら
次は三角窓の製作に進みまして
いおいうIMG_9506 (21)
三角窓はチョップ加工に伴い、
高さが低くなるだけなので
開閉には影響がないと思われがちですが
いおいうIMG_9506 (8)
三角窓が純正のようにスムーズに
開閉、回転するためには
開閉の支点になる軸の角度と
いおいうIMG_9506 (9)
窓枠をサッシにに固定するために
上下に付いているブラケットが
軸の角度にぴったり合わせた
いおいうIMG_9506 (10)
形状にできてるので、それらが
正しい軸上に正しい角度で
付いている必要があり、
いおいうIMG_9506 (12)
それらのどれかが崩れると
開閉しようとすると抵抗になって
動きが重かったり、開閉すると
いおいうIMG_9506 (11)
本来の可動域まで動かなかったり
三角窓を開けると、ねじれて
開いたりするようになってしまい
いおいうIMG_9506 (13)
しっかり機構を理解したうえで、
造り直す方法を決めていきます
サッシがチョップの形状に変わり
いおいうIMG_9506 (14)
上側の支点位置が変わったので
回転軸と上下のブラケット位置関係が
崩れたので、上側の支点位置を
いおいうIMG_9506 (15)
変更しないといけませんが、
軸を垂直にすると、支点が前過ぎて
開けたときに、三角窓が外側に
いおいうIMG_9506 (16)
張り出してしまうので、良い位置で
開閉できる軸の位置を検証したら
下側の支点の軸の角度も変えていき
いおいうIMG_9506 (17)
窓枠もチョップに合わせて曲げていき、
上側の支点の作り直しに進みます
上側の支点は、ガラスが付く窓枠につく
いおいうIMG_9506 (18)
ピン部分と、三角窓の窓枠の外側の
サッシ側につく、ピンの穴部分に分かれ
純正品は支点の角度が変わって
いおいうIMG_9506 (19)
まったく角度が合わなくなって
使えないので、新規製作へ
作りたい支点の角度に合わせて
いおいうIMG_9506 (45)
ステンレス板に穴を開けて切りだし
折り曲げていきまして
窓枠やサッシの内側のカーブ部分に
いおいうIMG_9506 (59)
取り付ける部分は、純正はスポット溶接や
加締めてある構造ですが
ボルト止めできる構造で作ることになり
いおいうIMG_9506 (54)
ボルト穴を開けたら、カーブの形状に
合うように曲げていきまして
支点のピン部分もステンレスで製作し
いおいうIMG_9506 (47)
いおいうIMG_9506 (49)
一度、点付けで仮組みしたのち
実際にサッシと窓枠を組んで
開閉に問題無いか確認したら
いおいうIMG_9506 (44)
いおいうIMG_9506 (53)
本溶接したのち、溶接跡と造形を
仕上げて整えていき、
サッシ側と窓枠側を作っていきまして
いおいうIMG_9506 (60)
溶接跡と造形の仕上げを終えたら
それぞれを組み立てて
チョップトップに合わせた三角窓の
いおいうIMG_9506 (58)
支点部分の加工が完了しまして
開閉角度も開度も、ご覧の通り
純正同様に機能するようになりました

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