K田さんの 1949　MERCURY　” MERC 9 ”
後ろの方からゴトゴトいうようになったので　
リラックスデラックスに参加するにあたり

点検しておこうと、ジャッキアップしたら
ラテラルロッドのブッシュが玉砕して
ガタガタになっていたそうで

反対側のロッドエンドも、ブッシュが
砕けていたそうで、要交換でして
車高を下げるときに、右の前が

途中で車高が下がらなくなり
しばらくすると、ガコンと一気に
車高が下がるようになったので

見たら、ショックとスウェイバーが干渉し
引っ掛かって止まるそうで
スウェイバーと当たって、ショックが押されて

ショックに無理が掛かるのか、ショックの
下側を固定しているナットが吹っ飛んで
ショックがプラプラになっていたそうで

極め付けは、リアタイヤの側面に
黒くて丸いプラスチックの異物が
くっついているのに気付いたそうで

異物は軽く引っ張っても取れないので
タイヤに刺さっているように見えて
どんな太さで、どこまで深く刺さっているか

まったく解らないので、抜いてしまうと
もし穴が開いていたら、タイヤの側面は
構造上、修理が出来ないので

リラックスデラックスに行けなくなると
タイヤと異物の隙間にアロンアルファを
流し込んで、走行中に抜けないように

接着を試みたそうですが、そんなタイヤで
名古屋まで往復するのはヤメテ！と
奥さまに言われて、そうだよね、、、、と　

リラックスデラックスは辞退するのかと思ったら
積載車に載せて会場近くのホテルまで持ってきて
そこから走って参加していたK田さんは流石です

そんなこんななので、新しいタイヤを
注文しといてと頼まれたので
アメリカに注文したら今は３日で届くんですね

来週の水曜にはタイヤ届くみたいです
と、K田さんに伝えたら
翌週末の栃木のイベントも行きたいので

木曜にクルマ持ってくから、週末までに
直して欲しいとクルマを預かりまして
タイヤ1本の交換ですが、マーク９は

リアタイヤを外すには、リアシートと
リアシート横の内装を外さないと
大きなクルーザースカートが外れないので

リアタイヤの交換ができず、その作業を
出来るタイヤ屋さんもないと思うので
急遽預かって、内装やスカートを脱着する際

カスタムペイントを傷めないように養生し
数人掛かりで分解を進めて
リアタイヤを外して、新品に交換しまして

タイヤの側面にくっついていた異物は
とってみたら、針がついてて画鋲の
ようなものが刺さっており

どこで拾ったのか、刺さったのか不明だ
そうですが、大事に至らずナニヨリ
タイヤ交換を終えたら、ラテラルロッドは

玉砕してブッシュを新品に交換しますが
ぴったり同じサイズのブッシュは
在庫品を探すも見つからず、

MUSTANGⅡクリップのアッパーアーム用の
ブッシュが外径と内径はぴったり同じで
長さがちょっと長かったので


ラテラルロッドのサイズに合うように
ブッシュと、中に入るカラーの長さを
旋盤で加工してもらいまして


玉砕していた両側のブッシュを新調し
車両に組み付けたら
車高を全開まで下げると、左側のタイヤが


スカートに当たるので、ラテラルロッドの
長さを調整して、横振りを合わせまして
車高によってフロントショックとスウェイバーが

干渉するのを改善させようとすると
ショックをもっと外側にリロケートして
離してやるのが良いのですが

外側にすると、今度はハンドルを切ると
タイヤとショックが当たるようになるので
今の位置に組んだのと思われまして

ショック位置を直すよりも、ショックを
今より細いモノに組み換えるのが
得策と思われるので

在庫であったインパラのフロントショック用が
ストロークも対応できる長さで、外径が細く
耐荷重的にも問題なさそうなので

インパラ用のショックに交換したら
試運転して問題ないことを確認し
試運転したらブレーキの初期制動が悪く


シューの調整もしておきまして
時間があったら、付けておいてほしいと
フレームスロワーキットを預かったので

リアの内装を分解しているついでに
そちらも取り付けを進めていき
無事、イベント前に作業が完了し
トラブルなく参加できて良かったです