I川さんの 1961 IMPALA CONVERTIBLE
不具合の修理作業で預かりまして
不具合の内容の中で、フロントのアームの
ブッシュがすぐに傷んでしまうそうで
過去にも修理してもらったそうですが
修理から戻ってきて、一度車高を
上げただけでブッシュが砕けるそうで
アートモリソン製のアームに使われている
ブッシュを入手できなくて
近いサイズの物で代用したりして
サイズが合っていないブッシュを
組んでたりするのかなと疑われ
アートモリソン社に問い合わせて
このクルマのアームに合うサイズの
ブッシュを注文しておきましたが
アームを外して、ブッシュを確認すると
ブッシュは正しいものと思われるモノが
組まれており、サイズ違いでもなさそう
ではなぜ、一度車高を上げ下げするだけで
ブッシュがダメになるのか推測すると
組んであるハイドロのシステムが
TUF製のバサーストというタイプで
車高が下がった状態から上げる際、
まず右側の前後が上がりきったら
左側の前後が上がっていき、全輪が
最大に上がったら、各輪を下げて
走る車高に調整するという回路になっており
モリソンフレームは、コイルオーバー用で設計
されてるタイプで、ハイドロを組んでアームを
フルストロークすることを見越してないので
アームがストロークエンドになることは想定外
ストロークエンド手前で機械的に止める
バンプストップも本来は必要がないので
付いていませんが、そのフレームにハイドロを
組んでアームのストロークより長いストロークの
シリンダーが組んであるので、車高を上げる際に
油圧の力でアームの可動域を超えても、
なお動こうとする作りになっているので
その時に支点になるブッシュに負担が掛かり
ブッシュはゴム製ではなく、ウレタン製なので
砕けてしまうのと思われまして
新しいブッシュに交換しても、今の動きだと
同じようにブッシュが砕けると思われるので、
ハイドロはブッシュに負担が掛かる動きの
TUFのシステム使用を中止して
4輪独立で動かせるシステムに変更し
シリンダーはストロークをアームの
可動域内にする対策が必要となりまして
ハイドロは、担当する人がトランクの
オーディオや内装を分解して
ユニットを摘出して、新しいユニットに
組み換えるための検証を進めまして
アームはできればブッシュタイプをやめて
R-JOINTに変更できれば、よりいいなと
合いそうなサイズを準備しておきましたが
検証と対策のために、足回りを分解して
サイズを確認したら、ロワーアームには
ラインナップにあるR-JOINTを使えますが
アッパーアームはラインナップにあるものより
サイズが小さく、R-JOINT化が出来ないので
今のモノを継続して使用していきますが
誤ってストロークエンドまで動かしてしまっても
ブッシュが砕けないほうがいいので
ウレタン製ではなく、ゴム製を使いたいのですが
適合するサイズのものが見付からず
今回のような用途では、ウレタンより耐久性が
高いデルリン製を使って組み換えていくことに
デルリン製の同寸法のブッシュを探すも、
完全一致のものが見つからなかったので
径は同じだけど、奥行きが長いものを取り寄せ
モリソンフレームのアームに合う長さに
旋盤で加工してもらいまして
ブッシュのつば部分の立ち上がりが
鋭角ではなく、微妙に肉があるので
そのままだとロッドエンドに組むと
入りきらず、隙間ができてしまうので
ロッドエンド側の当たり部分を削って
ぴったり収まるように加工していき
ブッシュの中に入れる、スリーブも
ブッシュの内径とボルトの外径の、
両方の寸法にぴったり合うように
旋盤で作ってもらいましたので
アッパーアームブッシュのデルリン化、
ロワーアームのR-JOINT化を進めます























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