1962 ファルコン

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1962 ファルコン

 1959 CHEVY APACHE ”アパ太郎” の
I原さんの奥さま、 Kみさんの愛車
1962 FORD FALCON を預かりまして
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乗り始めて30分くらい経つとブレーキが
引きづっているような感じになるそうで
点検をしたら、このファルコンは
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ブレーキペダルのプッシュロッドと
マスターシリンダーの接続部分が
連結ピンの構造が偏芯構造になっており
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ピンの締め付け具合でプッシュロッドの
押し具合を調整できるようですが
ピンの回り止めが付いていないので
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乗っているうちにピンが回ってしまい
マスターシリンダーを押し気味になり
ブレーキを引きづっていたようです
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ピンの回り止めの機構を追加して
引きづりは出なくなりましたが
今度は片効きの症状が酷くなり
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いくら調整しても改善されずで、、、
試運転した後に計測すると、左前の
ハブベアリングが異常に発熱するので
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ベアリングを外して点検したら、
偏摩耗した跡があるので
ファルコン用のハブベアリングを
調べてアメリカから取り寄せし
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交換しようとしたら、サイズが合わず、、、
現車に付いていたベアリングを計測し
日本のベアリングメーカーから
取寄せし直して、交換しまして
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ベアリングを交換したら発熱はなくなり
片効きの症状もだいぶ良くなるも
いくら調整しても完全には解消されず
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調べたら、左右のドラムの形状が違い
ドラムを入れ替えると片効きする側も
入れ替わるので、ドラムが原因のようで
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ドラムは次回の車検時に交換として
引きづり、発熱、酷い片効きは解消し
ヘッドライトがシールドビームなので
暗くて乗りづらいということで
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ライトをH4バルブが取り付けられる
球面ガラスのものに変更し
ハロゲン色のLEDに交換し、お返しとなりました

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