1957 トヨペット RSD ” 初代クラウン ”
THE CROWNに展示する車両の
レストア作業に携わらせていただき
モールデイングやメッキの装飾品の
再生を担当させて頂きまして
トランクエンブレムの再生の様子を少々
トランクエンブレムは、トランクの
オーナメントの中につくエンブレムで
樹脂製なので日焼けなど経年劣化で
表面にヒビやくすみが出来てしまい
白っちゃけてしまってまして
新しいエンブレムに交換したいのでと
エンブレムを入手できないかと
あちこち探したそうですが
70年も前に製造されたエンブレムの
新品や極上品を見つけるのは困難で
見つからずに困っているそうで
ボディをレストアして綺麗に塗装したり
トランクオーナメントを再メッキして
ぴかぴかのクルマに仕上げても
ここのエンブレムが中古のままだと
とても残念な感じになってしまうので
複製できないかやってみる事に
トランクエンブレムは透明の樹脂製で
表面は平らで、裏に彫りが入っていて
裏側に色を塗ってある作りでして
まったく同じ形状に複製するために
透明の樹脂を3Dプリンターで積層できる
ノウハウを持っているところに依頼し
エンブレムの形状を3次元測定器で計測
計測したデータを基に、3Dプリンターで
透明の樹脂を積層して成型したら
当時の写真をもとに色味を検証し
ロゴ、ライン、マーク部分を裏側から
シルバーで色を入れていき
続いて上を赤、下を青に塗装しまして
最後に裏側の全面をシルバーに塗装と
純正品を製造する際と同じ工程で
作っていき、試作品が完成しまして
試作品が出来上がったら、再メッキが
終わったトランクオーナメントに
実際に取り付けして、寸法や
取り付け部分のチェックを行ったのち
エンブレムをトヨタさんにも送って
それで良いかチェックしてもらいまして
品質、仕上がり的に問題無いとの事で
無事、チェックをパスしたので
本番用は、試作時の課題点を修正して
より精巧で、質の高いエンブレムが完成
トランクエンブレムの再生に御尽力
頂いた業者さんの努力の賜物です
















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