CRAGAR スターワイヤーホイール
需要の多い、14インチのリバースに
コンバージョン加工を進めてまして

在庫のNOSの15インチのホイールから
センター部分を摘出していき
14インチの6Jリバースと7Jリバースの

アウターリムを製作してもらいましたが
帯状にプレスしたのち、くるっと
丸めてリムに作っているので

専用の機械で作っているとはいえ
アウターリムの内側の寸法は
コンマ何ミリ単位で個体差があり

新しいアウターリムにセンター部分を
組み込む時にガタがあると
センター位置の芯が狂ってしまい

バランスが取れず、走ると振動が出る
ホイールになってしまうので
全部のアウターリムの内径を計測して

使用するアウターリムの内径に
ぴったりのはめ合いになるよう
摘出したセンター部分を加工しまして

この時点で、新しいアウターリムと
インナー部分の組み合わせが決まり
それぞれにA-1やB-2など記入しておき

アウターリムの内径に合せて
インナーの外周を削ったので
削った部分や側面をそのまま組むと

後々、サビが出て来てしまうので
合体した後に錆び止めを塗れないので
先に強い錆止め材を塗っていき

錆び止めが乾いたら、アウターリムと
インナーを組み合わせて
点付けで仮止めしていきます

今回のオーダー依頼品は、使用する
クルマにフェンダースカートが付いたり
デフをナロードしていないクルマなので

スカートに当たりづらいようにと
出来るだけ、バックスペースが深い
リバースを希望との事なので

在庫のNOSを使って、クレーガー製の
はめ込みの深さがいかほどか計測して
その数値を参考に、強度や構造上から

可能な限り、バックスペースを深い
位置にセットして仮止めしていき
治具に組んで固定する深さを合わせたら

回転させながら、ダイヤルゲージで
確認して芯を出していきまして
バックスペース調整と芯出しをしたら

アウターリムとインナーを仮止めしていき
オーダー頂いている分とスペア分の
合計12本の仮止めを終えたら

本溶接は電動のターンテーブルにセットし
半自動溶接機で溶接していくので
その作業をK藤師範の工場に担当してもらい

仮止めを終えた現物を見てもらいながら
溶接の時に出る、火の粉の対策など
入念に打ち合わせを行い、準備を進めます
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