I上さんの1951スタイルライン
以前、サイドガラスの交換と排気漏れ、
燃料漏れの修理をさせていただきましたが

試運転の際に乗らせてもらったら、
ブレーキの効きがひじょうに悪く、
ギアをドライブに入れると

ブレーキを強く踏んでても進んでしまい
走行中にブレーキを踏んでも止まらず、
スピードが出ている時の下り坂などでは

停まれないのではというレベルなので
恐らく、ブレーキに問題があるので
次はそれをやりましょうとなっており

今月のストリートカーナショナルズにエントリーし
安心して乗って行けるように、それまでに
点検と整備をと今回預かりまして

クルマを預かってブレーキを確認したら、
フロントはディスクブレーキ化してあり
マスターシリンダーも純正のシングルから

タンデムマスターシリンダーに交換してあり
マスターシリンダーは、異年式用のものを
ブラケットやマウントを作って付けた跡が。

配管を確認すると、マフラーパイプに近く
熱害が出そうな距離に取り回されており
ポートは前後が逆に接続されていまして

フロントのディスクブレーキと、ドラムでは
必要な油量が違い、効き具合のバランスを
調整するバルブも組んでなかったので

タンデムマスターの場合は、ポートがこれが
フロント用でこれがリア用と決まっており
逆に組んだことがなく、どうなるか解らないので

これが効きが悪い原因かはわかりませんが
以前ディスクブレーキキットに入っている
プロポーションバルブが壊れて

フロントの効きが悪く、リアだけで止まるような
状態になったクルマの乗り味に似てるので
マスターのポートの逆接続が原因と思われます

マスターシリンダーのタンデム化に伴い
プッシュロッドの長さも変わり
延長して作ったものが付いていましたが

マスターシリンダーの内径と合っていないので
旋盤で内径が合うプッシュロッドを削り出し、
合っていなかった部分を切り落として

正確な芯出しと、強度面から、切り落とした
プッシュロッドに穴を開けて、
新しいロッドを差し込んで溶接して接合

マスターシリンダーは、両側にポートがあって
好きな方を使えるマスターを用意して
マフラー側は熱害対策で使用せず、逆側で配管を製作

フロントのディスクブレーキと、リアのドラムの
効き具合を調整するプロポーションバルブと

マスターシリンダーがフレームマウントで
前後のブレーキの方がマスターシリンダーより
高い位置になるので、配管の途中に

残留圧力用のバルブを取り付けし、本来
パワーブレーキはないクルマですが

簡易式のパワーブースターも追加取り付けし
ブレーキの対策が完了となりまして


ガラスボウル式の燃料フィルター付きの
燃料ポンプは漏れが止まらないので


I上さんと相談して、フィルターが別体の
クローズドタイプに交換となり

よく試運転しながら、前後バランスの調整も
乗りやすいところで調整しておき

よく試運転しようと乗り回すときに
ルームミラーの角度が合わせられず
全然後ろが見えなくて危ないので

フロントガラスのセンターサポート部分が
正しく組まれていないので、ミラーが
下を向いてしまっているのが原因ですが、

正しく組み直すには、アウトサイドバイザーや
ガラスも外さないといけなくなりそうなので
簡単に済むようにミラーの取り付け部分だけ加工

これで普通に後ろが見えるようになり、
ブレーキも効くようになりましたと

I上さんに乗ってもらい、喜んでもらえてナニヨリ。
これで安心してイベントに行けそうです
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