Kさんの1940 リンカーン ゼファー 3Wクーペ
今年完成して、ホットロッドカスタムショーに

出展できるように作業を進めていまして
昨年のホットロッドカスタムショーには

カスタムしたシャシーとエンジンを展示しましたが
純正のエンジン&ミッションを仕上げている際

ミッションのパーツを塗装やクロームするので
分解した際に、内部のギアを見たら

ギアの歯に虫食いのような跡があったり
欠けがあったりすることが発覚し

そのまま使うと、走行中にギアが抜けたりする
症状が出る可能性があるので

せっかくボディやシャシーをカスタムして
カッコ良く仕上げていても

走っている時に調子が悪いのは本末転倒。。。。
ボディも仕上がって載ってしまうと

ショーカーで仕上がったクルマはメンテする際
傷を付けないようにとても気を使いますし

ミッションの積み降ろし作業も、ボディや
ミッションに傷を付けないように進めるのは

とても難しく、やりたくない作業になるので
ボディを搭載する前にやっておくことに。

この1940 ZEPHYRをアメリカで購入する際に
エンジン、ミッションともに大金を掛けて

オーバーホール済と聞いていたので
そのまま使えると思っていましたが

今回のように内部を確認することがあって
状況を知って、問題を知る機会になりましたが

一概にオーバーホールといっても、消耗品の
ベアリングやガスケットを交換するだけから

ギアやシャフト類まで、全て交換したり、研磨や
調整するものまで、どれもオーバーホールと呼ばれ

依頼する人がどう乗りたいので、どこまで修復して
ほしいとしっかり伝えないと、簡単に済まされたり

できるだけ安くと言えば、当然難しい作業や
高額なパーツの交換は省かれてしまうので

”オーバーホール”も”レストア”も、オーナーと
作業する人が、どこまでの作業を、どこまで

時間と費用を掛けて本気で取り組んだかで
雲泥の差があると理解が必要です

このゼファーのミッションは、開けて内部を見た
第一印象は、これほんとにオーバーホール済!?

と思う仕上がりで、綺麗に洗浄して新品パーツで
組み上げているオーバーホールを想像してると

がっかりな感じでして、内部を確認して
計測した結果から、ギアやシャフトは

痛みがあるものは交換して、多少の傷みがあるもには
乗れないレベルではないので中古のまま再利用し、

クリアランス調整をしたうえで、ベアリングや
ガスケットは新品にして組み上げたという感じで

新しいギアに交換したいので、部品を調達しようと
調べてみるも、80年前のミッションの新品パーツは

全然見つける事ができず、アメリカの人に相談したら
古いフォード系のマニュアルミッションは

部品の調達も難儀ですが、それ以上に組み上げる時の
クリアランスやバックラッシュなどの調整が

とにかくシビアで、そこがうまく出来ていないと
ちゃんと乗れないミッションになってしまうそうで

アメリカには、古いフォード系のミッションを
修理、オーバーホールする専門業者がいて

そこなら知識や経験、在庫している部品も豊富で
任せて安心だということで

そこに日本からでも、ミッションを持ち込んで
再度、オーバーホールと調整作業を依頼すべき

とのアドバイスを受け、おっしゃる通りです。
ということで、昨年のホットロッドカスタムショーで

シャシーとエンジン&ミッションの展示を終えたら
すぐにエンジンとミッションを降ろして分解し

外観を綺麗に塗装して仕上げが終っているので
出来るだけ傷が付かないように養生して

ミッションとクラッチをアメリカの古いフォードの
ミッション修理専門業者に持ち込みまして

心配だったギアやシャフト類の交換をはじめ、
ベアリングも総交換して調整を進めてもらいます
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