1937 リンカーン ゼファー クーペ

1937 リンカーン ゼファー クーペ

S原さんの ” 1937 LINCOLN ZEPHYR ”

3Wクーペのプロジェクトがスタートし

90年前のボディは、鉄が死んでいる部分があり

新しい鉄板で作ったボディパネルに

すべて張り替えていくという大掛かりな

レストア作業を進めまして

新しいボディパネルは、アメリカのメタルユニオン社が

純正ボディから型をとって製作したものを使用し

シャシーと床は、オリジナルのボディを、

アメリカのロードスターショップに持ち込み

カスタムシャシーを設計、製作してもらい、

オリジナルボディが搭載できるように

ロードスターショップで床も作り直す作業を経て

そこから新しいボディパネルに組み替えていく

作業を当社で進めているという段取りですが、

床を作り直してボディと接合し直す作業を

ロードスターショップが行う際には、前後の

フェンダーの間につくランニングボードが

欠品している状態で作業に預けていたので

純正ボディと、ドアの形状から推測して

この形状だろうと床を製作していったのと思いますが

新しいボディパネルを仮組みしていくと

床とドア、ランニングボードの位置関係が

合わないことが判明し、どうすれば合わせられるか

色々と検証していくと、フレームにボディを

固定するボディ側のマウントの位置も

床の両端も、ランニングボードを取り付ける

側面部分の位置も、どれもやり直しが必要で

ロードスターショップでフレームを製作して

それに合わせた床を作らせる際に

欠品や変形、腐食のない、完全な状態のボディを

預けていれば、しっかり製作できたと思いますが

欠品、変形だらけで、正しく作るべき基準がない

状況だったので、想像で作らせたので仕方ないですね。。

新しいボディパネル類を仮組みしていき

ドアの開口部分は、ドアが正しい位置に

ルーフやクォーターパネルは、ドアの開口に

合わせて正しく接続される位置に

前後のフェンダーと、その後入手できた

ランニングボードを組み付けしていき、

床がランニングボードまでの距離が足りず

隙間が出来てしまい、高さも合わないので

せっかく作ってもらった床ですが、切り取って

距離や高さを合うように作り直しとなり

ドアの後ろのBピラーは、新しいドアに対して

位置が合わないので、正しい高さに修正が必要。

それらの修正に伴って、床の裏側にある

ボディマウントも、位置や高さを

修正して作り直す必要が発生したので

正しく作り直すべき位置を計測したら

作り直す構造に合わせてピラーの付け根を切断し、

床とボディマウントなど摘出していきまして

作り直さないとランニングボードとボディに

10mmくらいの隙間が出来ますが

僕ですら、この車の正しい姿を知らないので

そういうものかと、言われないと気づきませんし

サバーバンなど、元々そこには隙間が合って、

隙間を隠すゴムフラップが付いている車もあるので

そのような仕上げにしておいても問題ないとも

思いますが、”付くように付ける”ではなく

”付けるべきように付ける” で進めるのが

当社流なので、今回に手直し作業には

沢山の時間と労力が掛かりますが、それでも

妥協せずに、しっかり作り直していきます

せっかく新しいボディパネルが組み立てられ

車らしい形になってきたと思っていたら

組み立てて悪い部分を確認したら

あっという間にバラバラにされ

また車とは思えない姿に戻りまして

一歩進むどころか、三歩下がったような気しか

しないので不安ですが、作業を担当している

職人さんは、こんな状態から博物館レベルまで

ちゃんと仕上げていくのだから凄いですね

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